ちゃんさんの逆転創造 ~自分に集中する・絶望を恩恵に変える~

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「やめて」と言うと逆効果になりやすい理由

上手に言葉を使いこなす皆さん、こんにちは。トレーダーちゃんです。


今回は、相手に「やめて!」と言うと、逆効果になりやすい理由の1つを書いていきます。


「やめて」は一種の "否定" になるので、人は否定されると心理的にも拒絶したくなります。言霊・波動・エネルギーなどの、スピリチュアル的な要素以前の話です。

 


「やめて」は一種の否定。否定より望みに意識を向ける

 


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日常的に「それやめて!」とか使いやすいなと思うんですが、相手にやめてと言ってもやめてくれなかったりします。


関係性や状況次第では、必要以上に険悪になる可能性も高くなります。

 


僕自身、パートナーに「お前、それやめろ!」と言われると、逆にやりたくなる時がありますし、


パートナーに「それやめてよ」と言うと、余計やられたりします。


いたずらっ子とか、小学生のスカートめくりなんかもそうです。


イタズラとかはどうか分かりませんが、


「やめて!」が逆効果になりやすい理由の1つは、それが「否定」になるからです。


やめて、は否定になります。

 


人は否定されると、その否定を拒絶したくなります。
または、否定されると、自分が惨めになったりします。


あなたの場合はどうでしょう?


それダメだと思うよ、間違ってると思うよ、それやめなよ、などを言われると、ちょっと嫌な気持ちになりませんか?


少なくとも、否定されたら良い気持ちにはなりにくいんじゃないかなと思うんです。


たとえ正しいことであっても、人は否定されるのは気持ち良いことではないと思います。

 


やめて!が逆効果になりやすいのは、単純に言葉と心理のロジックだからです。


だから、やめて!と言われると、逆にやってやりたくなりますし、場合によっては険悪にもなります。


言霊・波動・エネルギーなど、スピリチュアル的な観点以前に、人は否定されるのが基本的に嫌いです。

 

 


とはいえ、やめて欲しいことってあると思います。


そんな時に役立ったりするのが「ありがとう」の使い方です。そして「望みへの意識」です。


ありがとう!の使い方や望みを意識すると、やめて欲しいことをやめてくれる確率が高まります。

 


最近気付いたんですが、「やめて!」をよく使う人って、「ありがとう!」を使う頻度が少ないんじゃないかと思うんですよね。


僕もパートナーも、「やめて!」をよく言うようになってる時って、「ありがとう!」の回数が少なくなってる状態だなって思ったんですよ。


回数をカウントして平均値を出していないので、数字的なエビデンスはないですが、感覚としてそう思います。

 

 


その「ありがとう!」や「望みへの意識」をどう使うかですが、


まずは「ありがとうの使い方」です。


相手がやめてほしいことの逆をやったり、相手がやってくれて嬉しいことをしたら、都度「ありがとう!」を伝えるんです。


ありがとうを言われると、「もっとやってあげたいな」と自然に思うものなので、


徹底的にありがとう!を伝え続けるのが、やめさせるには役立ちます。


1回のありがとう!を大きく伝えるのではなく、小さなありがとう!を定期的に言い続けるんです。習慣づくりと同じくイメージです。小さく、コツコツ。

 


ちょっと下品な話になりますが、僕がオナラをすると、パートナーは「お前、それやめろ」と言います。(しない人間なんていないはず)


すると一瞬、でも確かに頭によぎるのが、「もっとやってやろうか」という心理状態です。


それが続くと当たり前な感覚になり、もはや「やめろ」を言われるほど気にしなくなっていきます。

 


でも、僕はもともと「あ、ヤバい、でそう」と事前に思った時って、部屋から出たりトイレにいったりと、ちょっとしたエチケットをしてたんですよ。(今はしていないというカミングアウト。最近はということにしておきます!)


その頃を思い出すと、パートナーは「配慮してくれてありがとう!」と、こまめに僕にありがとう!を伝えていたんですよ。


いつの間にかそれが当たり前になって、いつからか「もはや気にしない」になってたんです。


人間関係って当たり前になるほど、ありがとう!が減る傾向があると思いますので、あらためて「ありがとう!」を使うようにすると、やめて欲しいことをやめてくれる確率が高くなります。

 

 


次に「望みへの意識」です。


相手にやめて欲しいことがあったら、それを「望みとして伝える」ことが役立ったりします。


やめて!も望みですが、そうではなく「やってくれたら嬉しい望み」を伝えるんです。

 


例えば、洗濯物を放置するのをやめて欲しい時は、「洗濯物を洗濯機に入れてくれたら嬉しい!」と伝えるんです。


実際にそれをやってくれたら、さらに「ありがとう!」を伝えるコンビ技が効果的です。

 


この望みを伝えるってのは意外と大事で、「やめて!」と言われても、言われている方は、実際に何をしてほしいか分からないもんです。


その理由の1つに、人はやめて欲しい理由って割と伝えるんですが、それに比べて自分の嬉しいことを伝える頻度は少ない傾向があるからです。

 


スピ的に言えば、ネガティブを前提とした望みはよく言います。「○○が嫌だから、こうしたい」とか。


逆に、ポジティブを前提とした望みは少なくなる傾向があります。「○○が嬉しいから、こうしたい」とか。


ネガティブ自体は大切で、さまざまな原動力にもなるんですが、


相手に何かを求める際は、
ネガティブを前提とした望みを伝えると、相手は嫌な気持ちになり逆効果をみやすくなり、


ポジティブを前提とした望みを伝えると、相手は多少なりとも協力姿勢が芽生えやすくなります。

 


スピリチュアルは相手をコントロールするのが真髄ではないですが、


自分をコントロールするのが真髄になるので、自分の言葉や在り方次第で、相手に相応の影響を与える力があります。

 

 


心理的な観点からも、
スピリチュアル的な観点からも、


何かを変えたい時は、自分の扱う言葉・前向きな望みに意識を向けると、その望みが実現する確率が高まります。

 


そういった視点から見ると、


「やだやだやだやだやだ」と泣きついても、大概は叶いにくいし、大なり小なり嫌な顔をされたり言われたりしてから叶ったり、または条件付きでようやく叶ったりすることが多かったりするのは、


ある意味自然なことなんだなと思います。

 


小さな子供のおねだりなら、ただ泣きつくよりも、

「お父さん、お母さん、僕を育ててくれてありがとうございます。素晴らしい両親に恵まれていて幸せです。そして、僕はこの1,980円のおもちゃを得ることで、気持ちが前向きになり、行動も積極的になります。さらには勉強や宿題や運動への意欲も高まります。その積み重ねがもたらすメリットは、1,980円の投資価値を上回ると思います。これ買ってください。」

と伝えると、もしかしたら買ってくれる確率が上がるかもしれませんね。


そんな子供見たことないですが。


余談でした。

 

 


まとめますと、


・やめて!は否定になるから反発されやすい

・ありがとう!は肯定になるから受け入れられやすい

・相手に伝える望みはネガティブ前提の望みよりも、ポジティブ前提の望みを伝えた方がメリットを得やすい


という内容でした。


「嫌です」という自分の意思を相手に伝えることも、もちろん大切なことだと思いますので、意思を伝える場面だと思う時は、臆せずしっかり伝えるのが良いと思います。

 


人間関係は長くなるほど、当たり前精神になりやすいので、大切な人に心で感謝するだけでなく、あらためて言葉で伝えることを意識したいですね!


より良い関係構築に繋がると思います!

 


最後まで読んでくださり
ありがとうございました!

 


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